2012年1月11日水曜日

近藤麻理恵(こんまり)さんの本を読んで

「人生がときめく片づけの魔法」を読んでみる。

出会いは、キンスマ、テレビである。衣服のたたみ方講座みたいな事をやっていた。後日、100万部突破の売れっ子の著者であることは、朝日新聞の広告で知りました。

住宅設計の仕事の参考になればとの思いも込めて、ハウツーものときめつけて、正月休みから読み進めました。図がら、写真がなく、もの別たたみ方をどう表現しているのか、読み始めの関心事でした。

内容は、思いもよらず一種の生き方、心を広げよう読本でした。いいじゃないんて、深く入り込みそうな勢いです。一個人と物との関係、出会い、そして別れ。その別れ方がいかに重要であるか、濃密に語っている、なぜそうするのかが明確に伝わってくる。自分にとって心地よい空間にするには、自分のお気に入りの物達だけに囲まれて生活することがベスト。自分らしさが、空間に広がるイメージです。「かくれた次元」エドワード・ホールを思い起こさせます。今の自分と「もの」との関係性を「ときめき度」で判定して、自分の心の領域を物にもかぶせ、自分の領域を増やしていく。自分の部屋ぐらい、家ぐらい、自分の安穏な空間にしたい思いが伝わってきます。当然。家に対する言及もされています。

この本は、私のわずかな蔵書の中で「ときめき度」の上位にくる本に今、なっています。