表千家7代目如心斎を主人公とする歴史小説です。
家を背負い、その伝統を守り、世間に問い、関わっていく姿勢がすばらしいと思う。
いろんな視点からの眼目を持ち、精査し、行動に移していく、姿を映し出しています。
幾多の多難を乗り越え、一歩一歩先へ進めていく姿勢は、利休の確立した侘び茶の世界の継承者としての自覚であり、誇りであったのであろう。
先代から二つの宿題が与えられていた。それを成し遂げた男である。
先々代のとき行方知らずになった「利休遺偈」を探しだし、お稽古ごととしての茶の湯の広まりをいい方向に広げる手立てとして、習い事の入り口としての稽古法の考案、習い事のランク付け、免許皆伝の制度を新設と推し進めていった如心斎47年の物語です。重い荷物を背負い遂げて、一歩前に進めることのできた男の人生が、描かれた心温まるものでした。妻正、子与太郎がまた泣かせます。
2009年11月27日金曜日
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