2009年12月20日日曜日
秀吉と利休 野上彌生子著 を読む、いや覗いて
「秀吉と利休」野上彌生子著は、私が11歳の時に出版された本です。利休本を探しているときに、絶版になっているこの本を古本として購入し、読ませて頂きました。アマゾンは、便利です。新刊でなくても中古も同列で扱っているので、本探しには大変重宝しています。購入後一ヶ月ほどして手に取りましたが、なかなか先に進めません。文体につまずき、旧漢字に悩まされ、読み進めません。少しずつ一ヶ月ほどかけて最終ページに辿り着きました。相思相愛の間柄に、疑念を感じたときの対処法の悪い事例を秀吉が演じてしまったことか。相手の心の動きを思い浮かべなくなってしまった偉くなりすぎた、有頂天の秀吉の失態と思う。利休の死は。ところで、あの当時、町人に切腹を仰せることがあるのか。利休は、町人ではなく、政を司る政務官であったのか。秀吉にとっては、そうであったのかもしれません。読後に残る一冊でした。
2009年12月9日水曜日
千利休とその妻たち 三浦綾子著 を読む
千利休とその妻たち 三浦綾子著を読む。
読み終えて、もの寂しくて、寝床から起きて、酒を飲み出してしまった。利休ものの最後はわかっていても、この賢人をおとしめたこざかしさに腹が立ち、これも世の倣いよと言い切れない心境に陥ってしまった。妻と夫の会話を中心に据えたこの小説の迫力なのかもしれない。利休とおりきの壮大なラブロマンス、その終止符もやはり利休の切腹なのよ。その後のおりきをみてみたい。
読み終えて、もの寂しくて、寝床から起きて、酒を飲み出してしまった。利休ものの最後はわかっていても、この賢人をおとしめたこざかしさに腹が立ち、これも世の倣いよと言い切れない心境に陥ってしまった。妻と夫の会話を中心に据えたこの小説の迫力なのかもしれない。利休とおりきの壮大なラブロマンス、その終止符もやはり利休の切腹なのよ。その後のおりきをみてみたい。
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