2010年1月24日日曜日

「終の住処」を読む

「終の住処」磯﨑憲一郎著を読む。

建築に関わる人間として、「住処」なる言葉に、何ともいえぬ思いを描く。

大学時代、都市住宅という専門雑誌に連載された「はじめに住処ありき」を熟読したことを思い出す。

昨年竣工した依頼主からも、まさにこの言葉「終の棲家」としての建物を建ててくださいとの漠然とした話から始まった。

荒波からの解放を果たしたい企業戦士が戻る場所、懐の深い凛とした閑とした居場所か、そこには長く連れ添った妻の姿があった。

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