重いテーマ
高齢者の終末論、命のとじかた論
高度成長時に生老病死を脇に置いてきたツケが、
今 終末期の過ごし方を、混乱させているという。
今 終末期の過ごし方を、混乱させているという。
著者のご主人は、医者。公的総合病院を定年退職後、
老健施設・特別養護老人ホーム施設長として従事。
主人の施設でのできごとを数例取り上げながら、命のとじかたを語る
夫婦二人三脚の推考による書物です。
病気を治す医療行為と終末期医療は違ってよい。
ターミナルケアの考えの根底にあるべきは、人間の尊厳である。
高齢者の医療は、ただたんに延命処置であってはならない。
経鼻栄養、胃瘻、中心静脈栄養による栄養補給のとらえ方、見直しを迫る。
医師による老衰の見極めののち
家族による看取りの時間を大切に過ごす
その行為が生を繋ぐ儀式である言っているようである。
自分の死を迎えるに心づもりを記す「リビングウィル」を推奨し
ペンを置いている。
重かった。

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