2009年10月31日土曜日

musume makiko koten

娘 真季子が「絵と詩」の展示会を行います。
今日明日の二日間(10月31日、11月1日)、母校の埼玉県立大学の学園祭の中で展示してあります。
時間がありましたら、お立ち寄りください。

絵の一部を紹介します。

水辺の里近辺で 秋 見つけた

平成21年10月28日に撮影したものです。
陽気に誘われて11時半から一時半頃の撮影です。
仕事も一段落、仕事の疲れを取ろうと散歩に出かけたとき、撮影したものです。
撮影の方に熱が入り、休憩時間を超えた2時間の散歩になってしまいました。
それだけ、撮影素材が豊富でした。
撮影場所は水辺の里、家庭菜園場、民家庭先、鴨川沿いです。






















千利休 無言の前衛 赤瀬川源平著 を読む

利休本を探していたら、あの老人力の赤瀬川源平氏の著書「千利休 無言の前衛」に辿り着いた。野上弥生子氏の小説「秀吉と利休」を原作とする、刺使河原宏監督による映画の脚本を書いた後の作品である。利休の辿った道は、新たな美の追究をと、模索し続ける前衛芸術ではなかったかと問いかけている。自然界の中から宇宙の中から近寄ってくるものをすくい取る厳かな行為であったのであろう。感性の世界、同化していく世界なのでしょう。思考するとは、言葉による試作を重ねて積み上げていくものといわれているが、この日本独特の美意識は、未だ言葉になっていないものを沈黙の世界から掠め取っていく作業に当たる。学生時代の自分を思い出す。建築とは何か。どう表現していけば、評価物としての建築を造っていけるのか。饒舌に友と語り、得体の知れない不安から逃れていた自分を思い出す。「利休の美意識の中には偶然という要素が大きくはいり込んでいる。これは重要なことだ。偶然を待ち、偶然を楽しむことは、他力の思想の基本だろう。私はそこに、無意識を楽しむ項目を付け加えたい。」「偶然も無意識も、それは自然がなすことである。それに沿って歩くことは、自然に体を預けることだ。他力思想とは、そうやって自分を自然の中に預けて自然大に拡大しながら、人間を超えようとすることではないか。」と赤瀬川氏は、結んでいます。美の表現者たる対峙の仕方、覚悟、身構えを教えてくれる本でした。

2009年10月24日土曜日

「黄金の日々」を読んで

「黄金の日々」城山三郎著を読む。時代物にはまって、城山三郎にはまって、・・・。戦乱の世の中、自分の命が関わる中、どう振る舞うかにより、行く方向が変わってくる。登場人物の誰かに自分を置き換えて、読み進む。追体験を感じながら、今の自分の行く道の確認に役立つのかなと時代小説の読み方の一パターンに気がついた。そうしている自分を感じた。進行役の助左右衛門。千利休、石田三成、織田信長、豊臣秀吉、石川五右衛門、山上宗二、今井宗久、今井宋薫、天王寺屋宋及、安国寺恵瓊そして、高山右近、美緒と盛りだくさんです。宗二のように依怙地な自分もあるし、頭でっかちな三成にもやっぱそうなっちゃうよなと思ちゃうし、先読みの恵瓊も自分の運命は計れなかったドジさがいいし、目利き利休に人間の強欲をを感じ、庶民に慕われる五右衛門には、暖かい血を感じ、我が道を行く助左右衛門には感心し、下向きな心ある右近に惹かれる自分を感じてしまいます。

「ルビコンの決断」に学ぶ「人間の究極の幸せとは・・・」

「ルビコンの決断」で日本理化学工業がドラマ化されていた。現会長大山泰弘が専務であったころ、おおよそ50年前の話である。養護学校の先生が生徒を雇ってくれないかと相談にくる。熱心な先生に根負けして二週間の期限付きで仕事に従事することになる。チョークの製造ラインの最終工程、箱詰め、シール貼りの仕事からのスタートである。最初は、仕事も遅く、シールは斜めに貼るはで、大変でしたが、なれてくると、きれいな仕上げでスピードも上がってきた。二週間の期限の頃には、黙々と働く姿が、他の従業員の心を打ち、一緒の仕事をしたいと思うようになり、大山氏に直談判し、晴れて、正社員として働くことのなっていき、後続の後輩達も入社してきて、七割が現在知的障害者であるそうです。その一期生が現在も働いている65歳の林さんです。そこで、番組では、仕事の中に「人間の究極の幸せ」の四つの要素のうち、三つが体現できる可能性があると説く。
   「人に褒められること」
   「人の役に立つこと」
   「人から必要とされていること」
                である。
もう一つは、
   「人に愛されること」
向いている方向が、わかり、感じ、進んでいる仕事場に漂う空気なのかなと思う。私が、卒業したての頃、仕事がつまらないとこぼしたことがある。一日の半分以上を仕事場で関わるのだから、その時間がもったいないと、考え方、見方を変えて、前に進むべきだと言われた。はっとして、今でもふと思い出す一言です。前を向いて、今ある仕事に邁進する、改善する、一歩先に進む。その心がけが人を育ててくれるのかなと思う。

2009年10月17日土曜日

吉本ばなな「悲しい予感」

気になる作家、吉本ばなな。今回、「悲しい予感」を読む。日本的な温情の世界に現代的なクールな視線が飛び交うばななワールド、全開でした。読み切り本としては、最高の時間を提供してくれました。

たけくらべ

たけくらべ。何か気になり読み続けている本。今回、読み終えたのは、ビギナーズ・クラッシクス近代文学編(角川ソフィア文庫)の一葉の「たけくらべ」です。文体を楽しむおもしろさを教えてくれる本でした。

2009年10月8日木曜日

私メタボです

メタボです。血圧が3ポイント高く、中性脂肪がやや多く、胴回りが13cm多く、メタボの範疇に組み込まれました。個人面談で、食生活の改善と、適度の運動を進められました。昔から油ものをあまり多く取らない食事でしたので、高を括ってきましたが、食事の摂取量カロリー数に問題があるようです。お酒に含まれるカロリー数も示されました。呑みたければ、その分運動しなさいということのようです。コップ一杯のビールで、30分の早歩きか・・・。体を見直す、いい機会にしようと思っています。