「ルビコンの決断」で日本理化学工業がドラマ化されていた。現会長大山泰弘が専務であったころ、おおよそ50年前の話である。養護学校の先生が生徒を雇ってくれないかと相談にくる。熱心な先生に根負けして二週間の期限付きで仕事に従事することになる。チョークの製造ラインの最終工程、箱詰め、シール貼りの仕事からのスタートである。最初は、仕事も遅く、シールは斜めに貼るはで、大変でしたが、なれてくると、きれいな仕上げでスピードも上がってきた。二週間の期限の頃には、黙々と働く姿が、他の従業員の心を打ち、一緒の仕事をしたいと思うようになり、大山氏に直談判し、晴れて、正社員として働くことのなっていき、後続の後輩達も入社してきて、七割が現在知的障害者であるそうです。その一期生が現在も働いている65歳の林さんです。そこで、番組では、仕事の中に「人間の究極の幸せ」の四つの要素のうち、三つが体現できる可能性があると説く。
「人に褒められること」
「人の役に立つこと」
「人から必要とされていること」
である。
もう一つは、
「人に愛されること」
向いている方向が、わかり、感じ、進んでいる仕事場に漂う空気なのかなと思う。私が、卒業したての頃、仕事がつまらないとこぼしたことがある。一日の半分以上を仕事場で関わるのだから、その時間がもったいないと、考え方、見方を変えて、前に進むべきだと言われた。はっとして、今でもふと思い出す一言です。前を向いて、今ある仕事に邁進する、改善する、一歩先に進む。その心がけが人を育ててくれるのかなと思う。
2009年10月24日土曜日
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